八戸三社大祭：地震で山車など被害…修復作業も懸命に
岩手県洋野（ひろの）町で震度６強を記録した地震で、国の重要無形民俗文化財に指定されている青森県八戸市の「八戸三社大祭」の山車などが被害を受けた。祭りは３１日から本番。関係者は山車の修復作業や観光客の呼び込みに懸命だ。今年は、大きな被害が出た洋野町の住民らも山車の引き手に加わるなど、地震の余波を吹き飛ばそうとしている。
岩手地震：震度６強の洋野町で終業式
２４日未明に震度６強の強い揺れに見舞われた岩手県洋野（ひろの）町の町立種市小学校（児童数２６２人）で２５日、１学期の終業式があった。同小の被害は、校舎の境目にある天井のアルミ板１枚が外れた程度で済んだ。
岩手地震：負傷者１３０人に 生活への影響、尾をひく
岩手県洋野（ひろの）町で最大震度６強を記録した２４日未明の地震。警察庁の同日午後５時現在のまとめで負傷者は８県で１３０人（うち重傷２１人）にのぼった。死者や避難を強いられた住民はいないが、家屋の一部損傷や道路の通行止め、イベントの変更など生活への影響は尾をひきそうだ。
岩手北部地震：Ｍ６．８、震度６強も ７道県１０７人けが
岩手県洋野（ひろの）町で震度６強を記録した岩手北部地震で、警察庁が２４日午後０時半現在まとめたところ、けが人は岩手、青森など７道県で１０７人（重傷１６人）に上った。家屋やライフラインに大きな被害はなかったが、道路や鉄道は一部で不通が続いている。
岩手北部地震：緊急速報２０．８秒後 震源地域間に合わず
気象庁は、地震検知から２０．８秒後に震度５弱程度の揺れになると予測し、緊急地震速報を発表した。震度６強を観測した岩手県洋野町など岩手県全域、青森県南西部などは間に合わなかった。一方、震源から１００キロ以上離れた地域では、強い揺れの前に速報が伝わった。
岩手北部地震：正断層型 太平洋プレート内深部で典型的
マグニチュード（Ｍ）６．８を記録した岩手北部地震は、陸側のプレート（岩板）の下に沈み込む太平洋プレートの内部で発生したとみられる。海野徳仁・東北大地震・噴火予知研究観測センター長は「太平洋プレート内の深いところで起きる典型的な地震」と語る。先月起きた岩手・宮城内陸地震（Ｍ７．２）は、深さ８キロと震源が浅い内陸型地震で、専門家は「場所は近いが、地震の仕組みが異なるため両者に関係はない」とみる。
岩手北部地震：公会堂の天井、広範囲に落下…青森・八戸
２４日未明に発生した岩手北部地震で、震度６弱を観測し多くのけが人が出た青森県八戸市では、建物の天井や壁が崩れ、揺れの強さを物語った。
岩手北部地震：未明に激震、不安広がる…震度６強の洋野町
未明の東北地方を激しく揺らした岩手北部地震は、夜が明けて被害が次々に明らかになり、けが人は約１００人にのぼった。１カ月余り前の地震からの復興途上で被害に遭った岩手、宮城両県や今回被害を受けた青森県の被災地に記者が入った。いつになったら地震から逃れられるのか。不安が広がっていた。
岩手県沿岸地震：けが人９１人、建物損壊３０戸
２４日未明の岩手県沿岸北部を震源とする地震によるけが人は、警察庁の午前７時半現在のまとめでは、重傷１５人、軽傷７６人の計９１人に上った。建物の被害は一部損壊が３０戸。総務省消防庁によると、地震による火災は２件発生したという。
岩手県沿岸地震：突き上げる激震 被害は…不安な一夜
岩手・宮城内陸地震から２カ月もたたないうちに東北地方をまた、震度６強の激しい揺れが襲った。岩手県では、６月１４日の地震で一関市や奥州市などが大きな被害を受けたばかり。その復興もできていないうちに深夜を襲った激しい揺れに、住民は不安な夜を過ごした。
地震：岩手で震度６強 青森でも６弱
２４日午前０時２６分ごろ、東北地方を中心に強い地震があり、岩手県洋野町で震度６強、同県野田村と青森県八戸市、同県五戸町、同県階上町で震度６弱を観測した。震度５強を超える揺れが、両県のほか宮城県でも観測された。震度６強を観測した地震は、先月１４日の岩手・宮城内陸地震以来。
