Grand Prix
『防災楽習迷路』グランプリ受賞

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ひまわりの夢企画『防災楽習迷路』が
2008年度
防災教育チャレンジプラン大賞

 2月14~15日に東京・有明の丘、基幹的広域防災拠点施設で、2008年度防災教育チャレンジプラン、ワークショップ(最終報告会)が開催されました。

 全国から実施14団体の報告を受け、審査委員会による慎重な協議の結果、お馴染みひまわりオジサンが主催する、NPO法人ひまわりの夢企画が制作した、『防災楽習迷路』がみごと大賞に輝きました。

 この1年間『防災楽習迷路』を軽四に積み込み、学校や自治会、さまざまなイベントに出前してまわり、工夫改良をこらして大人も子どもも楽しめる、優れたツールに成長した点が高く評価されました。

 ひまわりオジサン、おめでとうございます。神戸から軽四を走らせ、会場でデモンストレーションしましたけど、若い人から審査員の先生方まで、みなさん楽しそうにチャレンジされていました。

 また一つ、ひまわりオジサンのアイデアと行動力が、大きな成果を生み出したわけです。これからも止まることを知らない快進撃がつづきます。
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地震まで40秒、どうする? 迷路で体験学習

 揺れの直前に予想震度を知らせる緊急地震速報への対応を考えるイベントが13日、人と防災未来センター(神戸市中央区)であった。映画館ではぐれた祖父母を捜していると、「40秒後に震度5強の地震が発生」という速報が流れた、との想定。参加した親子連れらは、映画館の人込みに見立てた「防災楽習迷路」の中で、時間を気にしながら歩き回った。

 迷路を考案した特定非営利活動法人「ひまわりの夢企画」(同市垂水区)が主催。緊急地震速報と迷路を組み合わせるのは初めてで約150人が参加した。

 イベントでは、パソコンソフトを使い、緊急地震速報をスライドに表示。縦6・4メートル、横9・6メートルの迷路の2カ所に「おじいさん」「おばあさん」のカードを置いた。

 参加者が迷路に入ると、すぐに速報が流れ、カウントダウンがスタート。子どもの手を引き、早歩きでカードを集める女性もいれば、真っすぐにゴールの非常口を目指す男児もいた。

 子ども3人と参加した同市灘区の主婦(34)は「40秒は意外に長く感じたが、現実に起こったら、子どもを守るのに精いっぱいかもしれない」と振り返った。

 同法人代表の荒井勣さん(63)は「どうすればいい、という明確な答えはない。速報が流れたときに、冷静に行動できるようになってほしい」と話した。

 イベントは14日も同センターで開かれる。午前11時~午後4時。無料。同センターTEL078・262・5502(小川 晶)

(8/13 10:00)
1053、緊急地震速報迷路神戸新聞068


防災教育チャレンジプラン 「楽習迷路」が大賞 

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カードを探してゴールを目指す防災楽習迷路=神戸市中央区脇浜海岸通、人と防災未来センター(昨年8月)

 防災教育に取り組む団体、個人を表彰する「防災教育チャレンジプラン」で、二〇〇八年度の大賞に、体験型教材「防災楽習(がくしゅう)迷路」を考案した神戸市垂水区の特定非営利活動法人「ひまわりの夢企画」(荒井勣(いさお)代表)が選ばれた。(岸本達也)

 内閣府や災害ボランティア団体、大学などが参加する実行委員会(委員長=林春男・京大防災研究所巨大災害研究センター教授)が、全国の十四事業から選んだ。

 防災楽習迷路は木枠を組み合わせた約十メートル四方の広さ。地震で家の中の家具や食器などが散乱して迷路のようになった際、必要なものを探すという想定。「ガスの元栓」「石油ストーブ」などの注意点、「飲料水」「懐中電灯」などの持ち出し品を描いたカードを探しながらゴールを目指す。

 選考では、難易度が調整できる点やカードの収集で防災知識を学べる点が評価された。

 迷路は組み立て式で、要望を受けて出前してきた。阪神・淡路大震災以降、全国の災害被災地でボランティア活動を続ける荒井代表は「大賞はまさか、との思い。震災以来、地道に取り組んできたことが評価され、うれしい」と話している。

(2/20 09:48)
神戸新聞切り抜き PDF

☆日経新聞9月20日:
〈Hotグラフ〉迷路で楽しく 防災の知恵
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阪神大震災の経験を生かした

 体育館に作られた迷路で「おばあちゃんはどこ?」と声が響く。NPO法人ひまわりの夢企画(神戸市)の荒井勣代表(62)が考案した「防災楽習迷路」だ。迷路は地震で倒壊した家屋を表し、カードに描かれた家族を“救出”して出口に向かう。
 阪神大震災の経験を生かし様々な被災地でボランティア活動を行う荒井さんは「次の大地震に備えて知恵を継承させたい。子供たちに分かりやすい防災教育が必要」と製作した。近畿一円に出張可能。問い合わせは電話078・787・7387。
日経新聞 2008/09/20配信

☆神戸新聞8月20日:
迷路で楽しく防災学習 神戸のNPOが考案
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カードを探して出口を目指す。迷路を考案したひまわりの夢企画の荒井代表=神戸市、人と防災未来センター

 神戸市垂水区の特定非営利活動法人(NPO法人)「ひまわりの夢企画」が考案した体験型教材「防災楽習(がくしゅう)迷路」が、内閣府や民間機関が支援する本年度の「防災教育チャレンジプラン」事業に選ばれた。地震で散乱、迷路のようになった家で必要なものを探す想定で、楽しみながら防災知識を身に付けてもらう。同法人は迷路の“出前”体験を希望する小学校を募集している。(岸本達也)

 木枠を組み合わせた迷路は広さ約十メートル四方、高さ約百十センチ。通常の迷路のように視界をさえぎる高い壁はないが、迷いやすさは同じ。障害物があってなかなか進めない、という災害時の家の様子を再現した。
 迷路の途中には、「ガスの元栓」「石油ストーブ」など、家を出る前の注意点や、「飲料水」「懐中電灯」「非常食」などの持ち出し品を描いた絵カードが置かれ、参加者はそれを探しながらゴールを目指す。
 人と防災未来センター(中央区)が今月開いたイベントで、迷路に挑戦した西宮市の片芝侑希さん(12)は「周りが見えていたから分かりやすかったけど、夜だと暗くて出口も分からないはず。懐中電灯が必要だと思った」と話した。
 チャレンジプランは、新たな防災教育の取り組みを支援しようと設けられ、本年度は楽習迷路を含め十四事業が選ばれた。実践団体には上限三十万円の助成があり、同法人は先着十校に無料で体験講座を開く。
 同法人の荒井勣代表(62)は「震災を体験したからこそ考えついた教材。楽しみながら、いざというときのことを学んでほしい」と話している。出前体験希望は連絡先を同法人ファクス078・787・7387まで。
神戸新聞 (8/20 12:29)
HIMAWARI no Yume Kikaku