Ochawan Project4
お茶わんプロジェクト@佐用町

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佐用お茶わんプロジェクト 019

佐用お茶わんプロジェクト 036

佐用お茶わんプロジェクト 029

—阪神淡路大震災の体験を生かす・お茶わんプロジェクト㈿—  
兵庫県西・北部豪雨の被災地に
お茶わん(食器類)を贈ろう!

主 催  NPO法人ひまわりの夢企画
 TEL/FAX 078-787-7387(神戸)

 阪神淡路大震災で、地元のボランティアとして避難所の支援を半年以上体験しました。水・食べ物・お風呂と、被災者の欲しいものが変化していきます。そして避難所から再建した自宅や仮設住宅に移り住むときに、生活必需品の再調達を強いられる事も知りました。
阪神の経験を生かそうと、被災各地に支援を続けていますが、その中で特に喜ばれているのが「お茶わんプロジェクト」です。生活必需品の食器類を全国から集めて、被災地で配布する活動です。初回は中越大震災で、2回目は中越沖、3回目は岩手・宮城地震で実施し、今回の実施で4回目となります。
最近は災害が起こると「救援物資は要らない。義援金を」と発表する行政が増えています。救援物資を分配できず、積み上げてしまった阪神の失敗した経験を生かしているのでしょうか。聞く度に「お金だけか」と胸が痛みます。
混乱を避けて民間から民間へ、皆様の温かい共助の心を物に託して贈ろうという一連の活動が「お茶わんプロジェクト」です。家で眠っている未使用の食器類を中心とした生活必需品の提供を、お待ちしています。

お茶わんプロジェクトⅣ・推進要領    
1、受入れ開始・平成21年9月11日 → 受付締切り・9月21日厳守
2、家庭にある未使用のお茶わん(食器類を中心とした生活必需品)を救援物資として寄贈して頂きます。
3、 包装は壊れないよう紙等で包み、ダンボール箱や容器に納めて、指定場所に郵送・宅配便等で送付して下さい。一箱の重さは20kgまでとします。
4、 箱の上部に食器の種類と数を表示、住所氏名の表示は自由です。手紙を入れても結構ですが、返事は期待しないで下さい。
5、送付先(当プロジェクトの現地受け入れボランティア協力中学校)
 〒679-5211  兵庫県佐用郡佐用町下徳久1357
  佐用町立 上津中学校  お茶わんプロジェクト係宛
電話 0790-78-0018 fax0790-78-1645
6、配布は、食器が集まり次第に順次、地元のボランティア団体の協力を得て無料食器市等を開催。被災者に直接お渡しします。配付の手法、日時、相手等は、当方にご一任ください。
7、 問い合わせは、078-787-7387 ひまわりの夢企画・荒井まで。             


台風9号被害:兵庫・佐用町で仮設住宅入居始まる

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仮設住宅に移り住んで今後の生活について話す高見光夫さん(左)と義之さん=兵庫県佐用町上月で2009年9月6日午後0時35分、大久保昂撮影

 台風9号の豪雨で大きな被害を受けた兵庫県佐用町で、仮設住宅13戸が完成し、6日に入居が始まった。避難所などでの生活から解放された入居者は「少しはゆっくり過ごせる」とほっとした表情を見せた。

 完成したのは、同町上月などで建設中の42戸のうちの一部。2DKで風呂やトイレ、ガスコンロを備えている。この日は11世帯が下見や家財道具の搬入に訪れた。佐用川沿いの自宅が床上1メートルまでつかったという高見光夫さん(60)と義之さん(30)親子は、身を寄せていた親類宅から移り住む。近所の人が持ち寄った洗濯機やタンスを搬入しながら「人の優しさが身にしみる」と話していた。

 仮設住宅への入居期限は最長で2年間。残り29戸も今月中旬までには入居が始まる予定。【大久保昂】

毎日新聞 200996日 1912分(最終更新 96日 1930分)


台風9号:
豪雨禍の古里、つなぐ支援の輪 きょう兵庫・佐用町出身者ら交流会

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交流会が開かれる居酒屋「テン」の女将、三枝雄子さん(左)=大阪市北区堂山町で1日、宮間俊樹撮影
 ◇キタできょう初会合

 豪雨で多大な被害が出た兵庫県佐用町の復興を支援しようと、大阪在住の出身者らが交流会を発足させる。水につかった住宅の修繕や再建など、復興への道のりは遠く、故郷を思う出身者らが集まって義援金やボランティア参加などの支援策を話し合う。1回目の交流会は3日夜、佐用町の郷土料理を提供する大阪市北区堂山町の居酒屋「テン」で開く。【生野由佳】

 豪雨被害が出た後、町が運営するコミュニティーサイト「さよっち」(http://sayo‐chi.jp/)には、多くの町民や出身者が「温かい食べ物が必要では」「義援金を集めよう」などと書き込んだ。「テン」の女将(おかみ)、三枝雄子さん(40)もその一人で、参加者と支援について意気投合し、交流会を開くことになった。

 三枝さんの母親(65)が住む実家も水につかり、今も1階は泥まみれで住める状態ではないという。三枝さんは「仕事でなかなか戻れないが、離れた故郷を思う気持ちは同じ。みんなで、故郷の役に立てる方法を考えたい」と話す。

 3日夜は出身者のほか、現地にボランティア活動に出向いた人も集まる。問い合わせは「テン」(06・7492・3903)へ。

毎日新聞 200993日 大阪夕刊


台風9号:
豪雨被害の佐用 小中学校始業式で校長「希望を持って前に進もう」 /兵庫

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警察官が見守る中、自転車で一部崩れ落ちた橋を通って登校する中学生=佐用町で、宮間俊樹撮影

 「失ったものは大はいが、希望を持って互いに支え合い、一歩一歩前に進もう」。台風9号の豪雨による傷が癒(い)えない佐用町で26日、小中学校の2学期が静かに始まった。3年生の井土未晴さん(15)が死亡した町立上月中学の始業式では、有本博道校長が生徒たちに優しく語りかけた。

 9日深夜から10日未明に町を襲った台風で、町内の児童・生徒計約1500人(計14校)の約2割が浸水被害を受け、2人が死亡。1人が行方不明のままだ。

 1年生の井上唯人君(7)が死亡、4年生の小林文太君(10)が行方不明になった町立幕山小では、午前8時40分から校舎3階の音楽室で始業式が行われた。冒頭に全員で1分間黙とう。教育委員会から派遣されたスクールカウンセラーが「(犠牲者を)忘れないようにしましょう」と呼び掛け、全員で手をつないで「再出発」を誓った。

 町内では教科書やノートを流された子も多く、町教委にランドセルや文具などの救援物資が寄せられている。【石川勝己、山川淳平】

〔播磨・姫路版〕

毎日新聞 2009827日 地方版

始業式:豪雨被害者に児童らが黙とう 兵庫・佐用の小学校

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保護者らに見守られながら、水害のつめ跡が残る佐用川沿いの通学路を通って集団登校する児童ら=兵庫県佐用町で2009年8月26日、森田剛史撮影

 台風9号の豪雨で大きな被害を受けた兵庫県佐用町で26日、小中学校全14校の2学期の始業式が行われた。楽しいはずの夏休みに町を襲った悲劇から2週間余り。子どもたちは保護者やボランティアらに見守られ、洪水の傷跡がまだ残る通学路を登校。学校に着くと互いの無事を確認して安心した表情を浮かべていた。

 新型インフルエンザの流行で5月に一斉休校したため、例年より1週間早く新学期がスタートした。1人が死亡、1人が行方不明となった町立幕山小では、児童らが犠牲者の冥福を祈り黙とうした。同校の矢野博之校長(56)は「早く以前と同じ生活を送れるようになることが大切」と語った。【石川勝己、山川淳平】

毎日新聞 2009826日 1216分(最終更新 826日 1411分)


HIMAWARI no Yume Kikaku